S'sWine ひとりごと過去ログ

ワインサイト「S's Wine」のブログの過去ログです。 2006年5月までのエントリーをこちらに掲載しています。最新版は、【話飲徒然草】にて更新しています。

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このままずっと1~2日に一回のペースで水換えをし続けなければならないかと半ば諦めていた我が家の金魚水槽ですが、上部フィルタを追加しておよそ1週間、ある日を境に急激にNO2の値が下がりまして、昨晩計ってみたら、全く検出されませんでした。やっとNO2を硝酸塩に分解するバクテリアが十分増殖したということなのでしょう。写真ではわかりにくいかもしれませんが、フィルタはすっかり茶色く色づいています。
とはいえ、個体数に対して水槽が小さめなことには変わりないので、こまめな水質チェックと定期的な水換えは怠らないようにしようと肝に銘じています。

さる27日は私の○○回目(笑)の誕生日でした。今年は前後に大きな会議があったおかげで、あわただしく過ぎてしまいましたが、夜帰宅すると小さなケーキが買ってあって、子供たちがろうそくを立てて祝ってくれました。ワインは下記の銘柄を開けましたが、少しばかり残念な内容でした。
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ジュブレイシャンベルタンV・V98(ベルナール・デュガ・ピ)
う~ん。いいところまで行ってるんですが、最後の最後で調味料をひとふり多く入れてしまって、すべて台無しにしてしまったという感じの香りです。黒い果実や土、アジアンスパイスなど、複雑な構成要素の中に、残念ながら厩系のニュアンスが入ってしまっています。香りを構成する成分の中には、希釈すると良い香りと感じられるけれども、濃縮すると糞尿系の臭いとなる、そんな物もあるようです。そうした極めて繊細な香りの世界のバランスに、どこかでわずかばかりの狂いが生じてしまったのでしょう。それを除けば、味わいは果実に力強さがあり、といって一本調子でもなく、豊かで熟したタンニンとあいまって、村名とは思えないほどスケールの大きな見事な味わいだったんですが。ちなみにこのボトルは、リリース直後に小田急ハルクのセールで購入して、その後ずっと寺田倉庫で寝かせておいたもので、インポーターはラックです。しかしこの時期のラックは宝酒造に買収される直前で、品質管理面であまり芳しい評判を聞かなかった時期でもありました。まあ、そのことと今回のボトルの状態とどの程度関連性があるのか、知る由もありませんが‥。【末吉】
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なんやかんやでバタバタしていて、1週間近く間が開いてしまいました。

腰の調子は少しずつ回復に向かっていますが、寝ていて冷えるのか、どうも明け方頃に痛くて目が覚めてしまいます。今週末静かに過ごして、なんとか直したいと思います。

「水作エイトブリッジS」を導入した金魚の水槽ですが、フィルタが日に日に茶色くなってきているところをみると、バクテリアは順当に増えているようです。しかし、NO2は油断するとあっという間に5mg/lを超えてしまうので、今のところ2~3日に一度の水換えが必須です。もう少し時間がたてば、バクテリアの作用でNO2が消失してくれるのか、それともそもそもやはり水槽が小さすぎて、恒常的に水が汚れるペースが水槽の濾過能力を上回ってしまっているのか、どこかで見極めないとならなそうです。


プティ グランポレール 山梨甲州辛口・穂坂収穫 2004(サッポロワイン)   

この銘柄、わたし的には、今まで飲んだ甲州種の中で、丸藤さんのルバイヤート、フジッコワイナリーのフジクレールと並んでトップランクに列せられる出来でした。色調は薄めのイエロー。洋ナシやミネラルなどの控えめで上品な香り。口に含むと、爽やかな中にもコクがあり、この品種としてはしっかりしたグリップを感じるのがイイですね。幅広くいろいろな和食系の料理に合いそうな、実にバランスのよいワイン。1585円というプライスを考えれば、評価はさらに高まると思います。ラベルも格好イイです。【中吉】
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コルトンシャルルマーニュ96(J・ドルーアン)
パカレに続く「ヤバめのワイン検証シリーズ」(^^;。96年の白が急激に落ち始めているということは、もはや既成事実化しているようですが、我が家にも96年の白が数本まだ残っています。先日開けたジャドのピュリニー・モンラッシェ・ルフィールは、かなり熟成が進んだ印象こそあったものの、それ自体は美味しくいただけました。今回開けるドルーアンのCCはどうでしょうか?
ボトルは長く寺田倉庫に預けてあったものです。抜栓してみると、長く上質なコルクに中ぐらいまで染みてきています。グラスに注ぐと、思いのほか麦わら色がかった色調に驚かされます。やはり熟成が進んでしまっているのか。ところが香りを嗅いでみると実にすばらしいモカ、ヘーゼルナッツなどの熟成香が鼻腔を心地よく刺激します。口に含むとまさに熟成のピークにあるといってよく、酸と果実が渾然一体となったクリーミーな味わいです。‥とまあ、ボトル単体では、文句のつけようのないほどすばらしいものでしたが、「熟成が進みすぎている」というのはたしかにそうかもしれません。10年経っているわけですから、ある程度熟成感が出るのは当然のことなんですけど、オフビンならともかく、長熟タイプのグレートビンテージのように言われていた96年がこれだけ古酒っぽくなっているというのは、やはり想定外というべきでしょう。この分だと、村名クラスの多くはおそらくすでにピークを越えているかもしれないし、モンラッシェ系の一握りのグランクリュや「超」一流のムルソー以外は、これ以上寝かせずに飲んでしまったほうがいいような気がします。(まあ、作り手にもよりますが‥)逆に言うと、96ビンテージのそこそこのランクの白は、今回のボトルのように、熟成の絶頂のすばらしい味わいを満喫できる可能性があるという、前向きな捕らえ方もできますがね。。
【大吉】←中吉にしようか迷いましたが、翌日もほとんど落ちずに美味しくいただけたので、大吉としました。(^-^)
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先週の初めに、夜寝ていて「こむら返り」で七転八倒。まあ、それ自体はこの時期になると毎年あることなので、大して気にしていなかったのですが、その後痛みの残る左のふくらはぎをかばって歩いていたら、なんと週末に腰に来てしまいまして、痛くて寝返りもうてないありさまです。
整骨院で電気をあててもらったり、マッサージやストレッチもしてもらったのですが、「筋肉が硬直しているので、少し時間がかかるでしょう。」とのこと。
おかげで、土日はほとんど外出もせずに家の中でゴロゴロしておりました。

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週末送られてきた、小型水槽用上部フィルタ「水作ブリッジS」を装着してみました。ブクブクと泡の出る投げ込み式のフィルタで有名な「水作」ですが、このフィルタは、なんとその投げ込み用の濾材をそのまま3連装している代物。なんだかクルマの改造用パーツみたいで、こういうのって好感がもてます。(^^;
今まで使ってきた外付け式のフィルタは念のためしばらく併用することにしました。早く水質が安定してくれるといいのですが。
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週末に飲んだワインは、こちら。
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本館に感想を載せておきました。
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取引先の方に連れられて、渋谷のちょっと隠れ家的な場所にあるワインバー「Liar」へ。
オーナーソムリエのご夫妻がやっているお店で、ワイン会やワイン教室も定期的に開催しているようです。ワインの所蔵本数は3000本。半円形のカウンターの奥がひと部屋まるまる立派なワインセラーになっています。この日はコースの料理とともにグラスでいろいろいただきました。
まずはボジョレー解禁翌日ということで‥

ボジョレー・ヌーボー2006(ドメーヌ・シャサーニュ)
ビオディナミの作り手によるヌーボー。店主曰く、「漬物臭が目立つかも‥」とのことでしたが、抜栓二日目ということもあってか、イヤな臭いは全くなく、ヌーボーとは思えないようなしっかりしたボディが印象的でした。

ボジョレー・プリムール2006(ルロワ)
ヌーボーといえども手抜きをしないところは、さすがルロワ。。ちゃんとルロワの味がします。赤い鮮烈な果実中心の味わいながら、酸も伸びやかで、ボディもそれなりにあり、食事もこれ1本で通せてしまいそうです。
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この日は、最後までグラスで通しました。いただいたのは以下のような銘柄。

レコンフィールド・カベルネソーヴィニヨン2003
見かけないオーストラリアはクナワラ地区のワイナリーです。まさに典型的。面白いかといわれるとあまり面白くはありませんが、優等生的な、非のうちどころのないカベルネの味わいです。
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デグニャーノ・ディ・バルビロッソ・ウンブリアイル95
サンジョベーゼとモンテプルチアーノ主体のIGT。ビンテージほどの熟成感は感じず、しっかりしたサンジョベの味でした。状態も良好。

ウッドワード・キャニオン・リースリング2004
ワシントン地方のワイナリーですね。これは実にしっかりしたリースリング。アルコール度もかなり高いと思うのですが、しっかりと酸もあり、スズキのポワレによく合いました。
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ペンカロウ・マーティンボロ ピノ・ノアール - パリサー・エステート
。アルコール度高めで、目鼻だちのくっきりしたピノノワール。ピュアな果実感がよいです。ただ、美味しく飲むには多少時間が必要かも。

あまり見かけないような、なかなか個性的なボトルたちが開いてましたが、ご主人も奥様も、決して知識や経験をひけらかそうとしないところは好感が持てました。
ちなみにここから三軒茶屋の我が家へは、タクシーで1000円という近距離。これからも利用させていただこうと思います。



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導入後1ヶ月半にもなるのに、どうして亜硝酸のレベルが下がらないのかと、悩み深き我が家の水槽ですが、今日ネットで検索していて、重大な事実に気がつきました。
すなわち、我が家で使用している濾過フィルタ(というか外掛け式フィルタ全般)は、バクテリアの繁殖に向いておらず、いわゆる「生物濾過」には適していないということなのです。
う~む、これは落とし穴でした。
というか、このことは、私が今まで閲覧してきた金魚飼育系のサイトでは全く触れられていなかったですねぇ。
仕方ないので、今週末、上部式のフィルタを購入してみようと思います。なんだかんだで金がかかりますねぇ。200円の金魚すくいの金魚なのに‥。
※まあ、今のところはワインに比べれば可愛いものですが。(^-^; このページのトップへ
金魚の水槽は相変わらず亜硝酸(NO2)値が高止まりのまま。
昨晩にはまた5mg/lを超えそうになっていたので、急遽水替えを実施しました。
こんな調子で、果たして本当に亜硝酸濃度が下がる日は来るのでしょうか?不安‥。

こういう時に限って、開けたワインも「大」がつくような失敗と来るもんですから、やりきれなくなります。
果皮をつけこんだとのことで、グラスに注ぐと、確かに甲州にしては非常に濃い色調です。しかし、香りがしないのです。閉じている、とか言うのではなく、まったく香りが立ち上ってこない。口に含むと、水っぽく、果実味にフレッシュ感がない上に、苦味が相当に強く、やや酸化したかのような色合いといい、なんだか抜栓後1週間ぐらい経過した白ワインを飲んでいるような錯覚に陥ります。う~ん、これはボトルのコンディションに問題があるよな気もしますが、どうなんでしょうか。いや、きっとそうなのでしょう。そうに違いない。でなければ、正直このワインが市場で流通していることも、このワインを褒める方がいることも理解できません。もう1本買って判断したいところですが、私にはもう1本買う勇気がありません。どなたかこの銘柄を飲んだ方がいらっしゃったら、感想をお知らせいただきたく。【大凶】
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亜硝酸地獄と化した金魚の水槽ですが、その後どうしたかというと、週末毎日水換えをして、段階的に健全な状態に戻すことにしました。
金曜日=帰宅後水槽の三分の二を換水。→この時点でNO2はまだ5mg程度ありました。
土曜日=午前中に再び三分の二換水。→NO2は2mgまで低下。もう一息です。
日曜日=午前中濃度を測定すると、再び5mg程度まで上昇していました。。
     →仕方が無いので、水槽のほぼ下数センチを残してほぼ全量換水。
それでも試薬で計ってみると、未だに1mg前後の色合いを示します。
このレベルの厳密な測定になると、試験紙では限度があるようです。追って液体の試薬を購入しようと思います。。
我が家の水槽の場合、硝化バクテリアがまだ充分棲息していないということ以外に、やはり4匹という数が水槽のサイズに対して多すぎるのだと思います。だから、土曜日に2mg前後まで下がったNO2の濃度が、日曜日にはもう5mgまで上昇してしまう。よって、しばらくの間は、餌の量を控えめにして、水換えを2~3日に一回のペースで行うしかないということなのでしょう。水槽に近寄るたびに餌を求めて寄って来る金魚たちには申し訳ないのですが、彼らの健康のため、当分鬼になるしかなさそうです。(^^;

勝沼甲州樽発酵2004(勝沼醸造)
税込み3200円と、価格は甲州種のワインとしてはアッパーエンド級です。果汁を冷凍濃縮し、フレンチークで6ヶ月発酵熟成とのこと。色調は甲州としてはやや濃いめのイエロー。香りはかなりオークが目立ちますが、それとともに洋ナシや白桃などの果実香、吟醸香など。味わいもかなりオーキー。ただ、シャルドネのようにそれを受け止める果実味に厚みのない甲州種の場合、相対的に果実のフラット感と水っぽさが目立ってしまうような気がします。シュールリー製法によるフレッシュ志向の甲州には諸手を挙げて応援したくなる私ですが、樽熟ものに対しては、その目指すべき方向やあわせる食事など、若干の疑問を感じないでもありません。まあ、プライスが3K台ということで、目線もシビアになっているのかもしれませんが。【末吉】
<2日目&3日>冷蔵庫でキンキンに冷えたものを飲んだら、なかなかイケました。初日はちょっと供出温度が高すぎたんでしょうね。3K台で樽熟といわれると、反射神経的に12~4度の温度にしたくなってしまいますが、8~10度ぐらいで飲んだ方が美味しくいただける感じです。ついでに翌日以降の方が樽の突出感もなくなって、総じて好印象でした。
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Ch.ラネッサン98
いただきもののボトルです。無粋を承知で値段を調べてみたのですが、この銘柄って、93、97、99あたりがずいぶん安く出てるんですね。97なんて2000円ぐらいです。
98年は楽天では見かけませんでしたが、2千円台半ばぐらいnプライスならば、お買い得感は強いと思います。
濃いめのガーネットで、エッジはオレンジ。ややトーンが高めの香りはカシスやダークベリー、丁子、甘草、朽木、オガクズなど、ボルドーらしいものです。味わいは、アルコール度が12.6%ということもあってやや軽さがつきまといますが、伸びやかな酸と食欲をそそる適度な渋みは、ボルドーらしいものです。熟成具合もほどよく、今まさに飲み頃になっています。大きな感動はありませんが、着実な満足を得られるボトルです。【小吉】
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昨日帰宅すると、宅配便が届いていました。楽天で注文した、観賞魚用のヒーターと水質検査のための試薬セットです。
ヒーターは、そろそろ水温が下がってくる時期なので、また試薬セットは飼い始めて1ヶ月半、そろそろ水質も安定してきたかとは思うけれども念のため、ということで購入したものです。
ということで、さっそく検査紙を使って検査してみると‥。
なんと、亜硝酸塩(NO2)の濃度が20mg/lと、、許容量の20倍以上ではありませんか。


こりゃアカンということで、夜も更けてきているのに、慌てて水換えを実施しました。
水を換えるのって、面倒くさいんです。カルキ抜きをしなければならないし、バケツをいくつも用意して、ポンプでシュコシュコとやらねばならないし‥。でも、そう言ってはいられません。
床に水を撒き散らしながら、とりあえず、水槽の半分水換えを済ませて、もう一度試験紙を入れてみると、NO2は減ったとはいえ、まだ許容量の10倍程度の値を示しています。

‥って、考えてみれば当たり前ですよね。20倍の濃度があったところを、半分しか水を換えなかったのだから、濃度は半分になるわけで‥。
う~、イッキに水を全部換えてしまえばよかったのに、と悔やんでも後の祭りです。夜遅くに、再度水換えするのは、さすがに金魚たちにもよろしくなかろうと思い、断念。
とりあえず今のところ、金魚たちは元気なので、今日一日、この猛烈に水質悪化した水槽で我慢してもらい、帰宅後すぐにまた水換えをしようと思います。

ちょっと解説しておきますと‥
飼い始めた金魚がすぐに死んでしまうのは、たいていの場合、糞や食べ残しのエサから発生するアンモニアのためです。人間と違って、体内でアンモニアを分解することができない魚類にとって、アンモニアは猛毒なのです。購入後すぐは、エサやりを控えて、なるべく頻繁に水換えをしたほうが良いと言われるのはそのためです。
さて、1~2週間すると、このアンモニアを分解するバクテリアが水槽内に棲み始めます。バクテリアたちによってアンモニアは亜硝酸に分解されますが、この亜硝酸も、アンモニアほどでないにせよ、魚にとっては毒性が強い物質で、20倍なんていうのはもってのほかです。ではこの亜硝酸は通常どう処理されるのかというと、先ほどとは別種のバクテリアによって、硝酸塩という比較的毒性の低い物質に分解されます。ところが、この別種のバクテリアは先ほどのバクテリアほど繁殖のペースが早くないのです。これが問題で、我が家の水槽は1ヵ月半経過して、もう大丈夫だろうと思っていましたが、亜硝酸を硝酸塩に分解してくれるバクテリアが、まだ十分繁殖していない、ということなのでしょう。まだまだ安心するのは早そうです。とりあえず、もうしばらくは頻繁に水換えをしたほうがいいのかもしれません。

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前のエントリーのつづきですが、ボルドーがプリムールやオークションなどさまざまな形で流通しえるのは、やはり、長年に亘って安定的に熟成してくれるからだと思うんですが、その点、ブルゴーニュは、単に状態にシビアだというだけでなく、スパンが長くなればなるほど、思ったように熟成しないボトルが多いなあと考えさせられます。96年の赤のようにビンテージそのものが過大評価されてきたケース(まあこれは仕方ないかもしれませんが‥)、96年の白のように何らかの問題があって熟成しないケース、先日飲んだパカレのように熟成に向かない生産者、それ以外にも異臭が出てしまうボトルとかも経験しましたし、最近よく開けている村名級の97年、98年とか2000年とか、そういったボトルでも、なんだか期待したような熟成具合でないなあ、と思うボトルが多いんですよねぇ。

以前、私よりもずっと古くからワインを収集されている方のお宅に何度か伺ったときに、リリース当初に買ってご自宅で長年熟成させたという80年代のボトルたちを何本か開けていただいたのですが、かなりの比率で異臭が出ていたり、ヒネたようになっていたことがありました。当時はリーファーコンテナなども一般的でなかったりして、コンディション面で難しかったのかなと想像していましたが、今思うと、そもそもブルゴーニュワインの熟成ポテンシャルという根本的な問題もあるのかなと思います。

加えてブルゴーニュの難しいところは、熟成のピークの期間が短いということですね。ボルドーの場合は、小さなビンテージでも結構長くピークが続きますが、ブルゴーニュの場合はピークはボルドーのように高原状でなく、落ちるのも早い。まあその分早くから飲めることは飲めますが。

こうしてみると、上の子の生まれ年の02年は、ブルの当り年ということで、ブルゴーニュばかり買い込みましたが、10年から15年後に、本当に美味しく飲めるボトルがいったいどれだけあるのか、となると、そんなにないのかもしれません。ルソーやルーミエ、ミュニュレ・ジブールなどの長熟タイプの生産者のグランクリュクラス以外は、比較的早い時期から飲んでしまった方が幸せかも、と思ったりもします。
また、02年のボルドーはあまり注目される年ではありませんがそれでも娘の大学入学祝いとか、成人祝いとか、そういうときのためにボルドーを買い足しておこうかな、と思う今日この頃です。

※そうはいっても、たまに目もくらむようなすばらしい熟成を遂げたボトルに出会ってし まうから、ブルゴーニュとのつきあいはやめられないのですけど‥。 このページのトップへ
食通の方の接待を仰せつかって、白金の「ラシェットブランシュ」へ。接待費節約の意味もあって、手持ちのワインを持ち込みました。
このラトゥールは、ボルドー高かりし頃、シンガポールに旅行した際にオーチャード通り沿いのショップで購入してきたものです。日本より暑いシンガポールでワインを購入するというのは、どうみてもセオリーから外れますが、当時は94ラトゥールといえども国内では4万円ぐらいしたので、20Kほどの現地プライスに惹かれて土産に買ってきたのです。
まあそういうことなので、ある程度、熱を浴びているのは覚悟していましたが、抜栓してみると、コルクは全然上のほうに染みてきておらず、思いのほか綺麗でした。そして何より安心したのは、グラスに注いだ瞬間、辺りにパァッと芳香が広がったことです。
色調は濃いガーネットで、エッジはかなりはっきりとオレンジが見て取れます。グラスに鼻を近づけると、シロップに漬けこんだブラックベリーやカシス、八角、甘草などのスパイス、黒土、皮革などのすばらしい香り。味わいは分厚い果実味をしっかりした酸と思いのほかこなれたタンニンが支える、堂々としたものです。94年の左岸ということで、まだまだタニックかなと想像していましたが、そのようなこともなく、エッジの丸い球体のような味わいはメインの鹿料理に実によくマッチしました。
こういうボトルを飲んでしまうと、やっぱり10年以上に亘って寝かせる記念の年のワインはボルドーがふさわしいのかなぁ、と思ってしまいますね。久々に大満足のワインでした。
【大吉】 このページのトップへ
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パカレの02年は、すでに落ち始めている、というレビューをネットで拝見して、寺田倉庫から引き取ってきたものです。
02年は3本購入しまして、リリース直後に飲んだポマールの印象は
こんな感じでした。
この時点でもっと寝かせるリスク?を察知しておけばよかったのかもしれません。
‥ということで、さて、02のジュブレイです。
濃厚なワインばかり見慣れた目からすると、かなり淡いなあと思わせるルビーの色調。エッジの部分などはかなりはかなげです。
香りはしんみりとした中から、ラズベリーやカシス、ダージリン、 かつおだし、 マツタケなどのニュアンス。
それ自体は良い香りなんですが、いかんせん、芳香力が弱すぎる。閉じているわけではなく、下り坂に向かっているワインにありがちな、あまりに頼りなげな香りに戸惑いを覚えます。口に含むと、 この作り手らしい雑味のないピュアな果実感があって、それなりに飲めますが、酒質にみなぎるような力を見出すことはできず、 寝かせすぎてしまった安ワインなどによく感じる、ダルな構造にますます戸惑いを覚えます。
どう贔屓目に見ても、 これ以上熟成 して向上してゆく 要素は感じられませんし、この分ですと、5年後にはすっかり古酒になっているのではないでしょうか。
これはどう解釈したらいいんですかねぇ? リリース直後の時点ですでに美味しく飲めた パカレですが、結局そのときがピークだったということなんでしょうか。当サイトでは、今後、高価な市場価格に敬意を表して(笑)、『フィリップ・ヘタレ』と命名させていただきます。
【凶に近い末吉】
翌日:香りはさらに弱まり、漬物臭がかなり目立ちますが、味わいは旨みが乗ってきて、初日より濃厚に感じました。もっとも、その理由は、時間が経過して向上したというよりは、ボトルの底の方だったから、というのが正解かもしれませんが。
いずれにしても、長く寝かせるワインでないことは確認できました。残り1本もとっとと飲むことにします。

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金魚を飼い始めて1ヶ月ちょっとになろうとしていますが、どうも彼らの生態がイマイチ掴めません。あるときは餌を欲しがって、ずっと水面でパタパタとやっているかと思ったら、あるときは皆で底のほうで水草の陰にかくれて、長い間じっとしていたりします。水換えは1週間に一度水槽の半分弱ずつと、ほぼセオリー通り換えていますが、金魚たちが不審な?動きをするときは、それ以前でも換えるようにしています。餌は朝夕2回、一瞬で食べきれてしまう程度の量しかやっていないので、かなり少なめに与えている方でしょう。乾燥赤虫が好きなようなので、夕刻は赤虫を与えています。だんだん水温が下がってきたので、来週あたりヒーターを入れようと思います。このままのペースで大丈夫なのか、じんわりと不安です。
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今日は、久しぶりに寺田倉庫に行きました。02のパカレとか96の白とか、危なそうなボトルたちを引き取るのが主目的でしたが、控えを取り忘れていったいどこの箱に入っているかわからなくなってしまったボトルたちの捜索も兼ねて、かなりの箱数を閲覧しました。
おかげで、行方不明になっていた99のルソーとかヴォギュエが見つかりましたが、すやすやと眠っていた?他のボトルたちまで動かさなくてはならず、結構な作業になりました。
ちなみに今日はひと箱引き取ってきたので、寺田倉庫に預け始めて以来、初めて、預入箱数が減りました。
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9月の2度にわたる「勝沼遠征」で、丸藤さんの「ドメーヌルバイヤート」とともに、個人的にもっとも気に入った赤がこれです。
色調は濃いめのルビーで、エッジはかなり和らいで綺麗なグラデーションを描いています。香りがいいですね。火を通したブラックベリーやカシス、インク、杉、スパイス、チョコレート。ピーマン系の青っぽい要素が感じられないあたり、さぞやきちんと選果をしているんだろうな、と想像されます。味わいは目の詰まった果実を繊細な酸とやや乾いた柔和なタンニンが支えて、今すでに飲みやすい状態になっています。構造に力強さがない分、若いカベルネにありがちな攻撃的なところがなく、少し熟成したボルドーを思わせるような柔らかいのみ口に、知らず知らずのうちに杯が進みます。
日本で作るカベルネって、こういうベクトルになるんでしょうかね~?ボルドー左岸のような伸びやかな酸とか、最近の右岸のようなファットでよく肥えた感じとか、そうしたスケール感は求めるべくもありませんが、威圧的なところのない柔らかな飲み口は、それはそれでよろしいと思います。プライス的にもギリギリ許容できる範囲かなと。【小吉】
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下の子の幼稚園が無事上の子と同じところに決まったので、お祝いのワインを開けました。このサッシカイアは、98年に近所の『信濃屋』で購入したもの。輸入元はスマイル、9800円というプライスタグがラベルの裏側に残っています。同時期に購入したりいたいだりしたボトルはほとんど飲み干してしまったので、今となっては、我が家のストックの中で最も古いうちの1本です。秋口に常温環境下に置いたりしたこともあるので、若干心配しましたが、状態は大丈夫のようでした。

濃い目のガーネットの色調で、エッジはかなりはっきりとオレンジが見て取れます。カシス、ブラックベリー、杉の木、ビターチョコ、中国系スパイスに加えて、スーボワとまでいきませんが、黒土っぽい心地よい熟成香が出始めています。口に含むと、十分な果実の凝縮感もあり、明るい酸に裏打ちされた、角のとれたやわらかい味わいは、熟成したサンジュリアンを思わせるものがありますし、調和のとれたフィニッシュと長めの余韻は、さすが元祖スーパータスカンだけのことはありますね。(ちなみにサッシカイアは、94年にDOCに「昇格」。)90年代後半に良年が続いたこともあって、やや影の薄い95年のトスカーナですが、こうして10年経過したボトルを飲んでみると、今とても良い状態になっていることを再認識しました。それに相変わらずこのラベル、押し出しがあってこうしたお祝い用には最適ですね~。【中吉】
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